2024.02.13
軒先(のきさき)板金 水切り板金
軒先(のきさき)板金
屋根が壁から突き出している軒先やケラバにも、雨仕舞(あまじまい)に板金が使われています。
「雨仕舞」とは、屋根で受け止めた雨水が住宅内部に浸入しないよう、適切に処理して誘導し、水の浸入を防止する処理のことを言います。
軒先の雨仕舞に使用されている板金が「軒先板金」です。
水切り板金
切妻屋根の妻側部分の屋根の端は「ケラバ」と呼ばれており、「雨どい」がついていません。
そのため、ケラバを覆う「水切り板金」が、雨水が屋根にしみ込まないように防ぐ役目を果たしてくれています。
水切り金具にもガルバリウム鋼板などのサビに強い金属が使用され、雨水が外壁を伝わないようにしています。
この水切り構造で、外壁を伝う雨水の量を減らして劣化を防ぎます。
また、屋根と外壁の隙間からの水の浸入も防いでくれます。
住宅の雨漏りでは、板金の破損や劣化による雨水の浸入も大きな原因の一つとなっています。